chung_fuのブログ

結婚後3週間で癌が見つかった私の今とこれから

入院記録③

こんにちは。

 

ちゃんふーです。

 

いよいよ明日は抜糸して退院です。

 

 

なので、入院生活であってよかったもの、あったらよかったものを書き残しておきます。

 

まずあってよかったもの

 

・クリアファイル

次から次へと書類を貰うので、いるものいらないもの、種類別などに分けられるよう何枚か持ってて正解でした。

 

・ウェットティッシュ

人によるのかもしれませんが、わたしの場合、左手の甲に点滴をつけたまま4日間を過ごしたので、手洗いはもちろん、顔を洗うこともできませんでした。

仕方ないのでウェットティッシュで手や顔を拭いたり(洗顔シートがあればなおよかったかも)、使った箸を拭いたりしていました。

 

・ブランケット

病院の布団って暖かいけどペラペラで、肌触りがイマイチなので、上着がわりに持っていった肌触りの良いブランケットを顔まわりに当たるように掛け布団のの下に入れていたら結構快適でした。

病院貸与のパジャマも薄手なので、出歩く時にさっとはおれて便利!

 

それ以外は、病院から持ってきてと言われたものを持ってくればばっちりです。

 

そしてあった方がいいなと思ったもの

 

・スリッパ

病院の指定はかかとのあるスニーカー等でしたが(多分転倒防止)、トイレに行ったり診察に行ったり、軽く出歩くくらいなら、スリッパが一番でした。

素足でスニーカーとか気持ち悪いし。

途中で旦那さんに買ってきてもらって、入院中のほとんどをスリッパで過ごしてました。

 

・襟付き上着

ブランケットで十分でしょと思って持ってこなかったけど、やっぱり欲しいと思ったアイテムです。

首の血抜きの管が5日間くらい取れなかったので、さすがに傷と血だらけの管を剥き出しのグロい姿で外来の方にある売店に行くのは気が引けたので、首元が隠れて、簡単に羽織れる上着が一枚あるといいと思いました。

わたしは用意してなかったのでいちいちダウンジャケットを着て買い物に行ってました。めちゃ暑い。

 

・その他暇つぶしアイテム

とにかく暇です。首の管が取れてからは看護士さんも全くわたしに用事が無くなり、日がな一日孤独です。

小説2冊、漫画5冊、Amazonプライムスマホゲーム、テレビ、これでわたしは乗り切りました。

こんな時オタクでよかったと思います。

観たいもの読みたいものがいっぱいある!

 

 

こんなところでしょうか。

 

暇対策だけは万全にしていただくことをお勧めします。

 

 

そういえば、取った甲状腺の検査結果が出ました。

 

結果的には手術は予定通り成功で、悪い物は取り切ることができたそうです。

 

ただ、大きさが12mmで、少し殻を破っていたということで、ステージが1から3に上がりました。

 

再発の可能性がないといえないので、定期的に観察していくとのことです。

 

入院してみて、抗がん剤治療をしている人、手術を繰り返している人、ガン再発でまた戻ってきた人、いろいろな人がいて、自分の未来の姿を見ている気がして、考えると夜眠れなくなりました。

 

ガンという病気は、わたしにとって一生のリスクで、ずっと心のどこかで不安を抱えていくことになるのだなぁと思いました。

 

本当に本当に心からお願いだから、わたしに子どもをお授けください。

旦那さんを、お父さんにしてください。

それまでは、わたしの体を健康でいさせてください。

その後なら、辛い治療でも頑張るから。

 

どうか。

入院記録②

こんにちは。

 

ちゃんふーです。

 

入院7日目です。

昨日、ついに首の管が抜けました。

 

端的に言って、最高です。

 

6日ぶりにお風呂にも入りました。

衝撃的な量の毛が抜けて、半泣きで看護士さんに「そういう症状あるんですか?」と聞いたら、「久しぶりに髪を洗ったからでしょう」とあっさり言われました。

少し安心しましたが、今日もお風呂入るの怖い…

 

でもサラスベになった髪とお肌が愛おしいー!

 

 

術後の症状として、ひとつ書き忘れていたことがありました。

 

声が出ない!

 

手術2日目までは、声を出そうとしても息しか出ず、

3日目からはお相撲さんのような声になり、

6日目の今日もまだ空気混じりの細い声しか出ません。

ちょっとずつ良くなってる感じはするのでまだいいけど、

退院までに戻るのかちょっと心配です。

 

それから、とにかく暇です。

毎日ご飯の時間をひたすら待つ生活…

それしか1日のうち変化を感じる時間がないのです。

 

早く健康な人の世界に戻りたい。

 

暇だからと思って読み始めた、西加奈子の小説『i』。

サラバ!』でボロ泣きし、『舞台』で共感し、ほとんどと言っていいくらい彼女の小説は読んでいたので、

面白いのはわかっていました。

 

シリアで生まれ、アメリカ人と日本人の夫婦のもとに養子に入った少女の葛藤や成長の物語で、フィクションなのに痛いくらいリアルで、ページをめくる手が止まりません。

 

しかし…

 

突然の不妊エピ。

 

主人公がPCOS体外受精を選択、1回目で着床した喜びも束の間、11週で死産。

 

そんな話、今聞きたくなかったー!

 

そこから読み進められていません。

辛い。

 

幸せな結果なのでしょうか。

どういう結果が幸せなのでしょうか。

両親と同じく、養子をとるという選択をするのでしょうか。

自分がどんな気持ちでそれを読むのか想像できず、この小説はひとまずここまでで読了とします。

 

気持ちは焦るけど、ひとつひとつ病気を治していくしかないよね。

とりあえずあと3日。

Amazonプライムでアニメでも観て過ごそう。

入院記録①

こんにちは。

 

ちゃんふーです。

 

 

入院から5日目になりました。

施術は2日目に無事終わり、術後の療養中です。

 

 

正直、舐めてました。

 

全身麻酔だから寝てるうちに手術終わって起きたらサッパリ!

ってな感じだと思っていましたが、

手術から4日たった今も、ぜんぜんサッパリしていません。

もちろん良くなってはきていますが!

 

まず、手術自体は意識ゼロなのでよくわかりませんが、全身麻酔から覚めた後に二日酔いのような吐き気がひどくて、本当に辛かったです。

この症状は人によるのでしょうか?

 

点滴に、手術跡からの血抜きの管、おしっこの管と、身体中から管を出して、一晩絶対安静。

横寝派のわたしには、仰向けで微動だにできない状況は苦痛でしかたなかったです。

早く朝になってください…と祈りながら一睡もできなかった…

 

翌日には吐き気も多少おさまり、おしっこの管を抜いてもらい、点滴棒片手に歩き回れるようになりました。

 

でも、次に苦痛なのは首の管。

もともと血を見るのも苦手なわたしが、首から血抜きの管が外に出ている状態っていうのは精神的にかなりキツイです。

その上、これ着いてる間はお風呂に入れません。

 

昨日、点滴から飲み薬にかわって点滴の管も抜いてもらいましたが、首の管は今もまだ着いています。

 

寝辛いし、痛いし、なんかどうなってるのか想像すると気持ち悪いし、本当に苦痛です。

 

出てくる血が、決まっている量よりも少なくなったら抜けるらしいです。

施術前には翌日以降と聞いていたので、毎日診察の時に今日はまだだめだね〜と言われ、期待しては裏切られています。

 

とにかくお風呂に入りたい…。

 

お風呂に入っていないせいか、それとも甲状腺の影響があるのか、抜け毛が異様に増えた気もします。

もともと気になり始めていた薄毛…

さらにストレスです。

 

早くお家に帰りたいです。

 

少し気弱な今日のわたしです。

体外受精説明会に参加しました

こんばんは。

 

ちゃんふーです。

 

 

入院まで、いよいよ2日となりました。

明日で仕事納めになるので、できるだけ周りに迷惑をかけないように仕事を片付けて、

簡単な引き継ぎ書も作って。

いよいよだなって感じです。

 

 

さて、今日は週末に参加した体外受精説明会について。

 

甲状腺の病院と並行して、タイミング法で不妊クリニックにも行っていたのですが、

病気を伝えて、手術することを伝えたところ、一気にステップアップして体外受精を勧められました。

 

子どもが産めなくなるような病気ではないけど、年齢的にも、子どもを望むなら受精卵を凍結しておくという保険をかけておくのも一つの方法かもしれないと。

 

 

迷う・・・迷っている・・・というか今は手術で頭がいっぱいでイマイチぐっときてない・・・

 

 

なのに、先生はぐいぐい来る。

 

体外受精を受けるにはまず夫婦で説明会に出席すること。

男性の精液検査と感染症検査をすること。

戸籍謄本をとること。

 

ぐいぐいスケジュールを組まれ、ぼーっとしてる間に説明会に行っていました。

 

説明会を聞いた感想は・・・・・・・

 

 

大変そう。。

 

これに尽きる。

 

とにかく痛そうだし、毎日のように病院に通わなきゃいけないし、

仕事はどうした?っていう感じで、戸惑います。

 

手術のために2週間の休暇をもらった翌月に不妊治療で会社休みがちなんて、さすがにきつい。

 

それに、手術後すぐのストレスと薬いっぱいの卵子は果たして健康なの?

葉酸ビタミンDサプリメントも12月から止められているし・・・

 

ぐいぐいの先生は問題ないと言います。

迷う暇も与えません。

 

お金もかかります。

概算は説明会で教えてくれたけど、それぞれのケースで全く違うみたいだし、

恐ろしい・・・

 

 

もう少し迷いたい・・・

というか、とにかく手術で頭がいっぱいで妊活モードになれない。

 

この問題には少しふたをして、

3日後の手術に専念しようと思います。

 

年明けぐらいにまた悩みだそう。。

 

全くためにならないまとまりのないものになってしまいました。

 

次は、入院報告ができればなと思います。

妊活のその後も。

入院する前に用意しておくべきもの(手続き編)

こんにちは。

 

ちゃんふーです。

 

そろそろ会社でも休暇に向けてバタバタしてきました。

私は小さな会社の経理なので、お給料日にいないのはかなり厳しいのですが、

ふたりでやっている上司が「任せて!今は自分のことだけ考えて!」と言ってくれるので、思い切ってお休みを取ることができました。

 

ありがたいことです。

 

早速ですが、今日は何からすればいいのか迷う社会保険医療保険の手続きについて書き残しておきたいと思います。

 

限度額適用認定証の申請

 

まずは、病院でも案内されると思いますが、限度額適用認定証について。

 

限度額適用認定証は、高額な医療費がかかるとき、個人負担を超える分を病院の支払いの時点で差し引いてくれるというものです。

高額医療保険制度だと一度立て替えて支払わなくてはいけないので、お金を用意する心配がなくて安心です。

入院までに時間があるなら、絶対用意するべきです!

 

健康保険協会のホームページから申請書を取得して、名前や保険証の記号番号を記入して、年金事務所に提出するだけ。

 

1週間ほどで認定証が届きます!簡単!

私は総務経理を担当しているので自分でやりましたが、会社によっては総務にお願いしたらやってくれるかもしれません。確認してみてください!

 

届いた認定証は、入院する当日に持っていきましょう。

 

 

医療保険がん保険に連絡

 

保険金の請求は、診断後?手術後?

よくわからない上に、加入している保険のガイドブックを読んでもいまいちよくわからず、困りました。

 

結局は、病名がわかった時点で電話!が正解のようです。

 

私は、チューリッヒ生命がん保険と、日本生命の生命保険に加入していたのですが、

さすが外資の保険会社の対応は早い。

 

電話口でささっと状況を説明して、翌々日には申込書が届きました。

あとは病院で書いてもらう書類を入院するときに持って行って、受け取ったものを郵送するだけ!

 

日本生命の方も同じ手続きですが、ネットで資料請求できるわりに届くのが遅く、1週間たって届かなかった時点で結局電話しました。

勧誘の電話は仕事中でもお構いなしに来るのに、電話すると待たされる矛盾・・・

 

とにかく保険の書類を手に入れれば、入院前の準備は万端です!

 

 

傷病手当の申請をする

 

入院期間も短いので、有給消化でもいいのですが、この後不妊治療も始まると考えたら、有給はできるだけ残しておいた方がいいということで、

お休みの期間は休業扱いにして、傷病手当を申請することにしました。

 

こちらも健康保険協会のホームページから申請書をダウンロードします。

 

被保険者記入用・医療機関記入用・事業主記入用とあるので、医療機関記入用を入院の時に持っていきます。

労務に服することができなかった期間に対して支払われる手当なので、もしかしたら退院後に書いてもらうのかもしれません。

 

これは私もまだよくわからないので、やってみた後にまた記録します。

 

 

以上が入院前にやっておくべき保険等に関する手続きです。

 

他にも、会社で申請する書類などもあるかもしれませんが、

弊社は中小企業な上、手続きをするのは結局自分なのでなにもありません。

 

心配な方は、会社の人事や総務の方に相談してみてくださいね。

少し立ち止まって思いを巡らすこと

こんにちは。

 

ちゃんふーです。

 

週末、茨城の実家に帰っていました。

月に一度は帰っているので珍しいことじゃないのですが。

 

父が健康診断で、大腸がんに引っ掛かったそうです。

これから精密検査をするのだそうです。

当の本人は落ち着いたもんでした。

 

毎年の健康診断で見つかったのなら、それほど心配いらないのでしょうか?

毎年の乳がん検診受けてても結構ステージ上がるまで見つからなかったというような話も聞くし、心配です。

 

あと、少し感情表現が乏しくなったような気がするところも心配です。

70を超えてまだまだ元気そうに見えても、やっぱり親の老化はとても切ない。

 

当たり前の日々を大切にしないといけないなぁ。

 

そんな不安を抱えた両親が、さらに不安を与える親不孝な娘のために、お守りを買ってきてくれました。

 

写真をUPしようと思いましたが、あんまり良くないことかなと思い、やめておきます。

 

愛知県にあるガン封じで有名な無量寺という寺院のものです。

 

父の分と私の分の癌封じ守り、母はボケ封じのお守りを買ったそうです。

 

これでお守りは2つに。

心配してくれる人がいるのは、本当に心強いことです。

 

 

 

そういえば、最近話題の人生会議について。

終末医療とかそういう捉え方ではないけど、私にも少し刺さるところがありました。

私がいなくなったときのために、家のことや家族のことを旦那さんに引き継いでおきたいなと。

 

心配するほど大した病気じゃないとはいえ、万が一手術がうまくいかず、命に関わる状況になるかもしれません。

寝たきりになるかも。

もしくは死ぬかも。

 

私の生命保険の証券の在り処を嫌がる彼に無理やり教えました。

下りた保険金を少しだけうちの両親にも分けてあげてね、と言ったら、当たり前だ、馬鹿にするなと怒られました。

 

大袈裟な話でばかばかしいけれど、話しているうちに涙が出てきてしまいました。

家族が死ぬって、本当に嫌だなぁ。

自分が旦那さんだったら絶対に聞きたくないです。

人生会議…口で言うほど簡単じゃない。

 

でも大切なことですよね。

こうやって、少しでも引っ掛かりを持って受け取った人がいるだけでも、広告の意味があったとわたしは思います。

 

傷ついた方もいるので、あくまで個人的な考えですが。

 

なんだかまとまりのない話はこれでおしまいです。

 

次は、入院に向けて必要な保険の手続きについて、今度こそ為になる内容を書きたいと思います。

家族会議のこと

こんにちは。

 

ちゃんふーです。

 

3年ほど前に、なぜか子宮頸がんの予感がして焦って加入したがん保険から、

がん診断一時金100万円が給付されることになりました。

 

当時は、加入して3カ月間(免責期間)ジリジリ待って、子宮頸がん・体がん検診を恐る恐る受けたけど結局異常はなく、自分の心配性を恨んだけど、

結果的にものすごく助かりました。

 

当時の自分に感謝です。

 

お金よりも治療が最優先とは思いつつも、お金のことがずっと気がかりだったので

安心しました。

 

健康に自信があろうと、毎月の収支が厳しかろうと、がん保険だけには絶対入るべきだと思います。

月々3,000円程度です。

まだ未加入の方はぜひ考えてみてください。

 

 

さて、今日は旦那さんと食い違った治療方針についてお話します。

 

甲状腺専門病院でがんを宣告された際、手術を受けられる日程が半年後と告げられました。

そしてその間に妊娠すれば、出産を終えてからの手術でも遅くないと。

 

そこで私は、半年後の手術を待つ間に全力で妊活し、

運よく妊娠することができれば手術は出産後にする、妊娠できなければ手術を受ける、

というスケジュールでばっちりじゃん、と思っていました。

 

年齢的にも焦りがあったのと、甲状腺が半分ない状態で妊娠することができるのかどうかに不安があったからです。

 

しかし、旦那さんはすぐに手術ができる病院に転院するべきではと言いました。

半年後、また産後であれば1年後に、腫瘍が大きくなったり転移したりはしないのかが心配なのだそうです。

 

私の頭の中は子どものことでいっぱいだったので、そんなことには思いもよらず、

旦那さんの言葉にはっとさせられました。

でも、今月、来月のタイミングを無下にすることが今は何よりももったいなく、不安に感じたのです。

 

旦那さんは、確かに自分も子どもは欲しいけど、それよりも私に生きてほしいのだと言いました。

だから何よりも体を優先してほしいのだと。

 

旦那さんの気持ちはうれしいけれど、私の気持ちもなかなか曲げられません。

旦那さんをお父さんにしてあげたいのです。

私も家族が欲しいのです。

 

お互いの気持ちは痛いほどよくわかる状態で、しばらく口論は平行線でした。

 

結果、他の病院で他の先生の意見を聞いてみるのもいいのではないか、

という形で落ち着きました。

 

こうして、甲状腺専門病院で紹介状を書いてもらい、

自宅近くの大学病院へ行ってみることになりました。

 

そして結局、そこで来月手術を受けます。

 

紹介状に「できるだけ早い手術を希望している」と書かれてしまったようで、

先生や看護婦さんから「なんとか調整してここしかない!という日程が取れました!喜んでください!」と興奮気味に言われ、気が付けば承諾していました笑

 

口論なんだったの笑

 

でも、先生の私の病気に対する前のめりな説明が心を打ったのは確かです。

 

看護師さんも私の気持ちに寄り添うような言葉をかけてくださり、心強くなりました。

 

 

わたし、この病院で人生初の手術を受けます!